剣道昇段審査 学科試験答案「しかけ技の種類をあげ説明しなさい」
昇段審査を受審するにあたり作成した答案です。
(※もしも受審者の方が参考にされる場合には、丸写しせず、自分なりの考えも付け加えて答案を作成してください)
<問>しかけ技の種類をあげ説明しなさい。
<答案>
(824文字)
しかけ技とは、相手が技を起こす前に、こちらから仕掛けて相手のすきを作り、すかさず打突する技で、主なものとして、「払い技」「連続技」「出端技」「担ぎ技」「引き技」などがある。
「払い技」は、相手の竹刀を払い、すかさず打突する技で、払い面、払い小手などがある。払う動作と打つ動作を連続して一気に行うことが重要で、そのために相手の竹刀を払う際には、相手の竹刀の中ほどを、自分の竹刀が半円(右に払う場合には右半円、左に払う場合には左半円)を描くようにして強く払い上げると、その動作からそのまま打突に素早く移る事が出来る。
「連続技」は、二段三段と連続して打突する技で、小手−面、小手−胴、小手−面−胴などがある。比較的遠い間合いから打って行く技で、一つ目の技によりできる相手のすきに対してすかさず次の部位を打突する。狙うのは最後に打突する部位である。しかしながら最初の技からしっかりと攻めて仕掛けることが重要で、だからこそ相手にすきができ、次の技を決める事ができる。
「出端技」は、相手の打突の起こりをとらえて打突する技。相手が打って来てから対応するのでは遅く、相手が打とうと動作をし始めたその出頭を打つことが重要である。
「担ぎ技」は、竹刀を自分の左肩または右肩に担ぐように振り上げ、それにより相手のすきを誘い出し、空いた部位を素早く打突する技である。十分に攻めの効いた状態から技を出すことが重要で、竹刀を担いだ瞬間はこちらもすきを作ることになるため注意も必要である。
「引き技」は、つば競り合いや体当たりをした際など相手との間合いが近い時に後退しながら打つ技である。引き技ではより力強く、鋭く打つ事が重要である。
その他、相手の竹刀を巻き上げてすきを作り打突する技、上段の構えから繰り出す技などがある。いずれにしても、しかけ技で重要なのは「先先の先」と古くから言われるように、攻めも打突も自分から積極的に行うことであり、上記どの技においても共通して言える事である。
以上
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